御祭神 | - | 木花之佐久夜毘売命 [浅間大神](このはなのさくやひめのみこと [あさまのおおかみ]) |
山宮浅間神社は通称山宮と呼ばれ、往古霊峰富士を神として仰ぎ崇めた人々が山の頂から直接山体を礼拝しました。神聖な霊域で始めから社殿が無く、敷石は祭事執行の際、神官参列者の配列を考慮したもので、最も古い形式の神社です。
御祭神は木花之佐久夜毘売命ですが、古くは富士大神を申し上げ、後には浅間大神とも申し上げました。現在、富士宮市宮町に鎮座する富士山本宮浅間大社の元宮でその御鎮座は極めて古いとされています。
浅間大社の社記によると人皇第十二代景行天皇の御代皇子日本武尊が勅命により東夷を征伐される途次、駿河国で賊の攻撃に遭われた際、陣中で富士の神を祈念され無事、災難を免れられます。尊は深く富士の神の恩恵を感謝され神霊をこの山宮に祀られたと傳えています。
更に、社記には平城天皇の大同元年(806)征夷大将軍の坂上田村麿が勅命により東夷を征討した帰途、浅間大神の神威を畏い奉って現在浅間大社の在る地(大宮と称した)に壮大な社殿を造営し神霊を山宮から遷し奉ったと傳えています。その後、當社と浅間大社との間柄は山宮(元宮)里宮という密接不離な関係を保ちつつ悠久今日に及んでいます。
住所 | : | 〒418-0111 静岡県富士宮市山宮740 |
創建 | : | 景行天皇の御代 |
社格 | : | 村社 [旧社格] |
例祭 | : | 10月19日 |
関連 | : |
富士山本宮浅間大社 富士山頂上浅間大社奥宮 富知神社 |
HP | : | 公式HP |