「富士本宮浅間社記」によれば、第11代垂仁天皇3年(前27)に浅間大神を山足の地に祀り山霊を鎮められました。その山宮浅間神社に祭られていた浅間大神を、水徳をもって噴火が静まるよう富士山の神水の湧く地、現在の湧玉池の地主神であった富知神社の旧地に遷座したのが富士山本宮浅間大社です。以降、富士山本宮浅間大社は浅間神社の起源・総本社として崇敬を集めています。
富士山本宮浅間大社の鎮座する富士宮市、そして富士市には富士山本宮浅間大社とその重要な摂社・末社、富士山の信仰とその歴史における重要な神社が集中しています。
また、静岡は南に開けた表富士として三保の松原をはじめとする景勝地、須山・須走・御殿場口といった東からの登山道の拠点としても崇敬を集めている地です。