御祭神 | - | 磐長姫命〈いわながひめのみこと〉 |
烏帽子山の頂には、雲見浅間神社が鎮座しています。天気が良い日には、富士山や南アルプスも一望できる絶景のポイントです。全国に数多くある浅間神社のほとんどが木花開耶姫命(富士山)を祀っていますが、ここ松崎町の雲見、伊東市の大室山など、伊豆半島にはその姉の磐長姫命のみを祭神とした浅間神社があります。
記紀神話で、姉妹の父である大山祇神は、天から降臨した瓊瓊杵尊に姉妹を差し出します。しかし、妹より容姿の劣る磐長姫命は返されてしまいました。磐長姫命の「磐(岩)」は、永遠の命の象徴。磐長姫命を捨てた瓊瓊杵尊とその子孫は、限られた寿命を持つようになりました。
美しい妹を妬んだ磐長姫命。地元には、烏帽子山で富士山をほめると怪我をするなどの言い伝えが残っています。
創建は不詳ですが、文徳天皇記紀に「嘉祥2年(849)10月壬子、伊豆の国、伊波乃比咩命の神に従五位を授く」と記載されています。
住所 | : | 〒410-3615 静岡県賀茂郡松崎町雲見386-2 |
創建 | : | 不詳 |
社格 | : | 式内小社(伊波乃比咩命神社・論社) [延喜式神名帳] 郷社 [旧社格] |
例祭 | : | 7月16日 |
関連 | : | 冨士山小御嶽神社(磐長姫命を奉斎) |